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10月7日大型台風接近中!
2年ぶりに、台風が上陸コースで接近中。
それも、伊勢湾台風と同規模で、おまけにそっくり同じコースを通っているという事で、東海地方のマスコミは、厳戒態勢を呼びかけている。
伊勢湾台風の被害を拡大したのは、風雨よりも高潮による堤防の決壊。
それに伴い貯木場の丸太が、街中を暴れた事だと言われている。
もちろん、昔とは建物の強度も違うし、堤防も補強されている。
予報精度の高い現代においては、事前に飛びやすいもの、例えば、ベランダの物干し竿や飛びやすいものを片付けたり、接近時には外へ出ないなどを徹底する事だろうか。
街中も心配だけど、ヨット乗りとしては、それ以上に海が気がかりだ。
折り悪く、明日の名古屋港の満潮は、8時15分。
それも、十五夜を迎えたばかりなので、大潮の潮位にかなり近い。
標準潮位よりも2m以上高い上に、低気圧による吸い上げ効果と風の吹き寄せで、最大で3m程度の高潮が予想されるという。

ヨットの台風対策もマンションのベランダと同じで、飛びそうなものを船内に片付けて、少しでも風圧抵抗を減らすようにする。
デッキを紫外線から保護するデッキオーニングはもちろん、ブームの上に折りたたんであるメインセイルやジブファーラーに巻いたジブも取り外す。
セイルがほどけて風を受けてしまうと、船は大きく傾いて、自艇だけでは無く、隣の艇にも大きなダメージを与えてしまうのだ。
ここまでは、ヨット乗りの一般常識。
他にも心配な事がある。

船を港に係留する方法はいろいろあるのだけど、常滑の鬼崎では、船の後ろをブイから、前を岸壁から取っている。
ブイ係留では、"もやい"が切れない限り、岸壁が直接船体と接する事は無い。
"もやい"の強度は、どの艇も必要充分以上の規格を使っているし、古くなって=紫外線に晒されて寿命が来る前に交換をしている(はず)のだが、台風時はいつもとは違う懸念がある。
ヨットはマストを持つ。
マストは風圧を減らすために、楕円形をしている。
その形ゆえに、強風時にはマストは揚力を発生して、セイルを張らないのに船が動いてしまうのだ。
動き出したヨットは、"もやい"に引きとめられて、失速して風下側に"落ちる"
すると、また風を受けて風上側前方へ"走り"出す。これを、風がある間中、繰り返す。
当然、"もやい"ロープも、常に動いて擦れている。
この他に、港外から入ってくるウネリと、風による波の動揺も影響する。
周りに防風林でもあれば良いのだが、今の港は吹きさらしだ。
常滑は東側が陸地なのだが、再接近時には短時間だが猛烈な風が艇群を襲う。
うねりと烈風に翻弄されて、まるでロデオマシーンのように、艇は暴れまわる。
こういう状況になると、強度はあっても、猛烈な摩擦により、ロープは擦り切れてしまう。
これが、"増しもやい"が必要な理由なのだ。
もう1つの懸念。
高潮にどこまで耐えられるか?
船の後ろ側の"もやい"は、海底に固定したコンクリート製の錘からチェーンをブイまで伸ばし、そこからはロープを使っている。
なぜ錘からブイの間がチェーンなのか?というと、チェーンの重さを利用して、潮の満ち引きに対応させているわけなんだけど、どこまで対応出来るかどうかのテストをした事は無い。
高潮がチェーンの限度を超えると、"もやい"は艇によって持ち上げられる。
言い換えると、ヨットが地球を持ち上げようとする形になってしまう。
その時、ロープがどこまで持つのか?ロープを留めたクリートや船体が、どこまで耐えられるのか?
本当は台風時は艇に居て、擦り切れそうなな"もやい"を交換したり、潮位に合わせて、もやいの長さの調整をするのがベストなんだけど、なかなかそうもいかない。
言い訳でしか無いんだけど、仕事もあるし家庭もある。
台風が来る前に出来るだけの事をして、後は艇から離れて運を天に祈るしか無い。
衣浦のようなポンツーンの場合は、暴れた艇がポンツーンとぶつかる可能性が高いので、アンカーを打つなどして、ポンツーンと艇を離す作業をする。
FRPの艇が、ポンツーンのアルミや鋼鉄のフレームとぶつかれば、大きなダメージを受ける。

おまけに、激しく上下動するポンツーンと船体は、別々の動きをする。
アンカーロープや"もやい"が、どこまで耐えられるか?
高潮についても、ポンツーンを固定するパイルの長さが頼りだ。
いつもの位置だと横強度が保てても、高潮でポンツーン全体が浮き上がり、最上部に来たときに、どこまでパイル強度は保てるかどうか?
充分に余裕は持たせてあるはずだけど、自然の猛威は人間の予想をはるかに超える事がある。
何事も無く、台風が通り過ぎることを祈ろう。
PS:鬼崎の様子を確認しました。
幸いにも、台風の速度が速かったため高潮も大した事は無く、鬼崎艇群は無事でした。
詳しくは、鬼崎ヨットクラブホームページ
PSのPS:三河湾の西浦から東エリアでは、相当な被害が出ているようです。
陸置きの艇が、倒れたところもあったとか(汗)
清水のサムちゃんことsomethingのWebページに、各地の状況がリンクされています。
やはり、台風針路の右側にあたるエリアで、大きな被害が出ていますね。
被害に遭われた皆さまには、心からお見舞い申し上げます。
鬼崎は幸運でした(大汗)
それも、伊勢湾台風と同規模で、おまけにそっくり同じコースを通っているという事で、東海地方のマスコミは、厳戒態勢を呼びかけている。
伊勢湾台風の被害を拡大したのは、風雨よりも高潮による堤防の決壊。
それに伴い貯木場の丸太が、街中を暴れた事だと言われている。
もちろん、昔とは建物の強度も違うし、堤防も補強されている。
予報精度の高い現代においては、事前に飛びやすいもの、例えば、ベランダの物干し竿や飛びやすいものを片付けたり、接近時には外へ出ないなどを徹底する事だろうか。
街中も心配だけど、ヨット乗りとしては、それ以上に海が気がかりだ。
折り悪く、明日の名古屋港の満潮は、8時15分。
それも、十五夜を迎えたばかりなので、大潮の潮位にかなり近い。
標準潮位よりも2m以上高い上に、低気圧による吸い上げ効果と風の吹き寄せで、最大で3m程度の高潮が予想されるという。

ヨットの台風対策もマンションのベランダと同じで、飛びそうなものを船内に片付けて、少しでも風圧抵抗を減らすようにする。
デッキを紫外線から保護するデッキオーニングはもちろん、ブームの上に折りたたんであるメインセイルやジブファーラーに巻いたジブも取り外す。
セイルがほどけて風を受けてしまうと、船は大きく傾いて、自艇だけでは無く、隣の艇にも大きなダメージを与えてしまうのだ。
ここまでは、ヨット乗りの一般常識。
他にも心配な事がある。

船を港に係留する方法はいろいろあるのだけど、常滑の鬼崎では、船の後ろをブイから、前を岸壁から取っている。
ブイ係留では、"もやい"が切れない限り、岸壁が直接船体と接する事は無い。
"もやい"の強度は、どの艇も必要充分以上の規格を使っているし、古くなって=紫外線に晒されて寿命が来る前に交換をしている(はず)のだが、台風時はいつもとは違う懸念がある。
ヨットはマストを持つ。
マストは風圧を減らすために、楕円形をしている。
その形ゆえに、強風時にはマストは揚力を発生して、セイルを張らないのに船が動いてしまうのだ。
動き出したヨットは、"もやい"に引きとめられて、失速して風下側に"落ちる"
すると、また風を受けて風上側前方へ"走り"出す。これを、風がある間中、繰り返す。
当然、"もやい"ロープも、常に動いて擦れている。
この他に、港外から入ってくるウネリと、風による波の動揺も影響する。
周りに防風林でもあれば良いのだが、今の港は吹きさらしだ。
常滑は東側が陸地なのだが、再接近時には短時間だが猛烈な風が艇群を襲う。
うねりと烈風に翻弄されて、まるでロデオマシーンのように、艇は暴れまわる。
こういう状況になると、強度はあっても、猛烈な摩擦により、ロープは擦り切れてしまう。
これが、"増しもやい"が必要な理由なのだ。
もう1つの懸念。
高潮にどこまで耐えられるか?
船の後ろ側の"もやい"は、海底に固定したコンクリート製の錘からチェーンをブイまで伸ばし、そこからはロープを使っている。
なぜ錘からブイの間がチェーンなのか?というと、チェーンの重さを利用して、潮の満ち引きに対応させているわけなんだけど、どこまで対応出来るかどうかのテストをした事は無い。
高潮がチェーンの限度を超えると、"もやい"は艇によって持ち上げられる。
言い換えると、ヨットが地球を持ち上げようとする形になってしまう。
その時、ロープがどこまで持つのか?ロープを留めたクリートや船体が、どこまで耐えられるのか?
本当は台風時は艇に居て、擦り切れそうなな"もやい"を交換したり、潮位に合わせて、もやいの長さの調整をするのがベストなんだけど、なかなかそうもいかない。
言い訳でしか無いんだけど、仕事もあるし家庭もある。
台風が来る前に出来るだけの事をして、後は艇から離れて運を天に祈るしか無い。
衣浦のようなポンツーンの場合は、暴れた艇がポンツーンとぶつかる可能性が高いので、アンカーを打つなどして、ポンツーンと艇を離す作業をする。
FRPの艇が、ポンツーンのアルミや鋼鉄のフレームとぶつかれば、大きなダメージを受ける。

おまけに、激しく上下動するポンツーンと船体は、別々の動きをする。
アンカーロープや"もやい"が、どこまで耐えられるか?
高潮についても、ポンツーンを固定するパイルの長さが頼りだ。
いつもの位置だと横強度が保てても、高潮でポンツーン全体が浮き上がり、最上部に来たときに、どこまでパイル強度は保てるかどうか?
充分に余裕は持たせてあるはずだけど、自然の猛威は人間の予想をはるかに超える事がある。
何事も無く、台風が通り過ぎることを祈ろう。
PS:鬼崎の様子を確認しました。
幸いにも、台風の速度が速かったため高潮も大した事は無く、鬼崎艇群は無事でした。
詳しくは、鬼崎ヨットクラブホームページ
PSのPS:三河湾の西浦から東エリアでは、相当な被害が出ているようです。
陸置きの艇が、倒れたところもあったとか(汗)
清水のサムちゃんことsomethingのWebページに、各地の状況がリンクされています。
やはり、台風針路の右側にあたるエリアで、大きな被害が出ていますね。
被害に遭われた皆さまには、心からお見舞い申し上げます。
鬼崎は幸運でした(大汗)
コメント
台風報告
サムちゃん
今回は、ど真ん中のストライクコース!でしたので、ちょいとビビリました(^_^;)
でも、常滑ではいくつかのラッキーが重なりました。
1.台風が加速したので、接近時の風圧が多少なりとも、相殺された。
2.急速に加速したので、通常ならば東→南→北西と風向きが変わるのに、
東→北西とほとんど南風が吹かなかった。
そのため、高潮は気圧による吸い上げ効果だけで、風による吹き寄せの影響が無かった。
3.港の位置が、幸いなことに台風の左側=可航半径側だった。
反対に、台風の右側=危険半径側では、甚大な被害が出ています。
ラグーナの風速計は80ノットを振り切れていたそうです(汗)
三河三谷漁港では、今のところ大きな被害のハナシは聞いていません。
でも、常滑ではいくつかのラッキーが重なりました。
1.台風が加速したので、接近時の風圧が多少なりとも、相殺された。
2.急速に加速したので、通常ならば東→南→北西と風向きが変わるのに、
東→北西とほとんど南風が吹かなかった。
そのため、高潮は気圧による吸い上げ効果だけで、風による吹き寄せの影響が無かった。
3.港の位置が、幸いなことに台風の左側=可航半径側だった。
反対に、台風の右側=危険半径側では、甚大な被害が出ています。
ラグーナの風速計は80ノットを振り切れていたそうです(汗)
三河三谷漁港では、今のところ大きな被害のハナシは聞いていません。
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台風報告を読ませて貰いました。
被害がほとんどなく、良かったですね。
三谷ヨットクラブはどうなんでしょうか?。