6月29日ツボヰヨットが・・・

新型インフルエンザの影響で担当先がお休み。
時間が空いたので、久しぶりにツボヰヨットへ遊びに行った。
すると、いつもとは様子がおかしい。

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工場の扉が閉ざされて、人気がない。

まさか?と思って、近づいてみると・・・

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・・・なんてこった。


2000年にOnlyYouの修理に飛び込んで以来、坪井社長の気さくな人柄に惹かれて、よく通っていた。
OnlyYou2デッキ修理中
マスト周辺のデッキが陥没して、張替え補強中のOnlyYou。
マスト根本の艤装品取り付け用ストラップ穴から浸水、コアを腐らせていた。内部からジャッキアップしてデッキを持ち上げてその上からパテ成形した上に簡易モールドを形成。そのモールドから部分的にデッキを造って大きく張り替えた。


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2001年2月9日建造中のseam31"an-04"
見学も自由にさせてもらったし、修理の相談や艤装や整備などいろいろな事を教えてもらった。

いつかは、ツボヰの新造艇が夢だったんだけど、それももう叶わないのか。

「おい、そろそろ造らないか?」
「まだ駄目。マンション買っちゃったから、住宅ローンが終わらないと(~_~;)」

なんて会話もしたっけ。

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2007年3月建造中のVite31
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Vite31の建造時には、プランニングから実艇の進水まで、追い続けたりした。

でも、一番の想い出は、OnlyYouの修理を手伝って、一緒になって船を磨いていたことかな。
真夏でも長袖・長ズボンに、ゴーグルとマスクの完全装備でいないといけないのに、阿呆な私はTシャツ・短パンにビーサンで磨いたので、全身粉まみれになって皮膚呼吸出来なくてぶっ倒れた。

汗だくで開いた毛穴に、FRPの細かい粉末が詰まって、シャワーで洗っても落ちやしない。
だから、真夏でもこういう格好をしているんだよ・・・という、職人さんたちの視線が痛かった。

でも、あの時は、本当に苦しかったよなぁ。

ツボヰのオヤジさん。いつか、必ず復活して下さい。
その日が来るのを、祈っています!
コメント

No title

 去年からの悪い風がここまで来てしまったか。
 個性的な企業がなくなっていき大量生産かつ無難な大手のとこばかり残ったら面白さが世の中からなくなる気がする。
 
 嫌な時代になったもんだ

梅ちゃん

何か、心のよりどころが失われたみたい。
辛いな、悔しいな。

寂しいね・・・

No title

こういう丁寧な仕事でモノを作るというのは高価格高品質というのがいいんだけどその反面原価も高く損益分岐点がとても上になっていき売れないと資金が回らないのが普通の企業に比べ倍キツイんだよね。

妥協して安く作れば・・・それをやると廉価メーカーと同じになり持ち味がなくなりイメージがダウンする

でも一番の問題はセイリング人口の減少がここまで来たということなんだろうな。

昔の写真それも昭和30年代なんかの海水浴のスナップなんか見ると水着に混じってディンギーなんかが何隻もいるんだよ

http://www.tomida.net/hurusato/kaisui.html
今は埋めてられたとこだけど

こうしてみると昔のが豊かだったような気もするよ





梅ちゃん

1ドル365円の時代は、ヨットって自由の象徴だったんだって。
決められた道路では無くて、海を自由に帆走る事が出来るヨットは、その気になれば海外へだって行くことが出来た。
もちろん、艇の信頼性も低くGPSの無い時代なので、それ相応のスキルが要求されたけど、それが面白みを増していた。

今は、どうだろう?
ヨットに頼らなくても、飛行機でどこへでも行ける。
おまけに格安で。

冒険性も低くなってきているし、今のスピーディーな時代にはヨットの速度はスロー過ぎるのかもしれない。
でも、理由を語れない面白さがある事は、確かなのだ。

No title

  裕次郎の「太平洋ひとりぼっち」見たとき「自由に行けない海外」ってのがあってパスポートなんてごく一部の人にしか与えられずやっとアメリカに着いても「捕まるやろな」というのが今の時代から見て新鮮だった。

  便利なものはなく自分の位置は六分儀で太陽や星を見て考えろ!というのや時化てキャビンに海水が入ればバケツでくみ出すといったシーンはまさに「板子一枚下は地獄」の世界。

 よくあんな小さく何もないヨットで太平洋を横断出来たと思ったもんだ。そして時代は今、世界一周をする白石康次郎が乗ってるヨットを見ると格段の進歩をしたなあと思う。それと引き換えにワイルドさは・・・

 

ありがとう

tommyさん。

いろいろありがとう。

ショックでした。


サムちゃん

もっと良いニュースならば良かったのですが・・・

でも、何が起こっても不思議では無い現状ですが、
本当にショックですね。

生活ももちろんですが、夢や憧れもしっかりと守らないといけない。今は踏ん張りどころですね。

がっくり

tommyさん、勝手ながらリンクを貼らせて頂きました。
日本の核になってたものが変質した事の象徴のような気がします。力が入りません。

福丸です

私のブログで、tommyさんに新艇の話題を振った直後の事でしたね。
今後の日本のセイリングクルーザーの造船はどうなってしまうのでしょうか?本当にがっくりです。

福ちゃん

岡崎造船、TY製作所、三河ヨット研究所、岡本造船ほか、まだまだ国内にセイリングクルーザーの造船所は健在です。ただし、新艇に特化していたのはツボイさんだけだったので、技術的にも一番秀でていたビルダーが失われたのは、寂しい限りです。
でも、職人さん達は健在ですので、技術は受け継がれてゆくと信じています。
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